キットの価格は23000円(税込み)です。
 
エアフロレスとは、エンジン制御の主要パーツであるエアフロメータ(吸入空気量情報をコンピュータに伝えるパーツ)を取り外し、主にバキュームセン
サー(吸気管圧力)による制御とするものです。
レスポンスアップ、吸気系の取り回し簡素化、多連スロットル、吸入抵抗低減、大気開放ブローオフバルブの減速時過濃混合比(かぶり)対策、
エンジンチューン後の燃調対策等に有効です。
このエアフロレスキットは、さまざまな使い方に対応出来るように調整範囲が非常に広くなっています。ですからこれは調整を間違うと、エンジン不
調(フェイルセーフ含む)、エンジンストール(エンスト含む)、チェックランプ点灯等の症状が出る事にもなりますので、車両コンピューターのリセット、
ダイアグノーシスの点検法を予め確認しておいたほうが安心です。
1度自分流のセッティングが決まれば、どの範囲でボリュームを回せば良いかだいたい解るようになります。乗りながらリアルタイムでセッティング出来
ますので、違い(加速感等)を直ぐに体感でき、濃いも薄いも自由自在です。
一般的に言う『エアフロコントローラ』と同一分類される物ですので、燃料をコントロールすると、点火時期も同時に変化しますので、燃料の薄過
ぎ、点火の進み過ぎに注意して下さい。高負荷時のノッキング音はエンジンを壊します。軽負荷低回転時の軽いノッキング音程度は通常は大丈
夫です。
車両のコンピューターのロムが書き換え出来るタイプでしたら、車両ロムチューンと併用する事でさらに調整範囲は広がります。(車両ロムは点火
時期だけの変更も出来ますので)
エアフロレスキットは、エアフロコントローラーやエアフロコンバーターの機能を含んでいますので、エアフロを使ったセッティング変更や、他車種エアフロ
を使った時のセッティング変更も出来ます。
セッティングが難しいと言われるエアフロレスですが、特にセッティングの取り易さに重点をおいて設計してあります。
『テストモード』があり、まずエアフロが付いている状態で、エアフロレスセッティグが体験出来るようになっていて、エアフロの出力電圧とエアフロレス
の出力電圧が同じ動きになるように各ボリュームを回して調整します。調整状態は20ポイントのLEDバーグラフで確認出来ます。
ほぼ調整出来たと思ったなら、ディプスイッチを切り替えてエアフロレス(AFL)モードにしてみます。エアフロは付いていますが、電気的にはエアフロ
レス状態となり、エアフロレスセッティングが確認出来ます。いろいろな状況で調子良く走行出来るまでセッティング出来たなら、エアフロを取り外し
、本当のエアフロレスとなります。(エアフロを付けたままエアフロレスセッティングの練習が出来る訳です)
多連スロットルにする場合にも、最初はシングルスロットルのエアフロレスセッティングを体験しておく事でセッティング要領が解るので、段階的に進め
ていったほうが良い結果が出ると思います。
エアフロレスキットに使用しているマイコン内部のロムチューンも出来ます。
変則16×16マップとなっており、パソコンに繋ぐ事で書き換え出来ます。(エクセルが必要)これはもともと設計段階の補正用として使うはずでした
が、実際に使ってみると面白いので公開し、誰もが使えるようにしました。ボリュームで調整しきれない、細かい調整にお使い下さい。
パソコンに繋ぐにはRS232シリアル端子(9ピン)が必要ですが、無い場合には市販のUSBシリアル変換アダプタ等が使えます。
秋月電子通商で販売している『AKI−PICプログラマー Ver.4』でも、直接マイコンを書き換え(ロムチューン)る事が出来ます。
 
キットにはケースを含むほぼ全てのパーツが揃っていますし、基板も完成品が入っていますので、すぐに作り始める事ができますが、ケースの加工や
パーツ類の加工はしてありませんので、加工用の工具類が必要となります。
キットは、多くの数を用意できる訳ではありません。予約していただいて予約順にお渡しとなりますが、パーツ入手の都合などでお待ちいただく場合
もあります。製作に関してはそれほど難しい所はありませんが、短気な方や、細かい作業が嫌いな方、飽きやすい方には不向きかと思いますので、
良く考えてから予約をお願い致します。予約は無料ですし、取り消しも出来ますが、一度取り消すと再予約は一番最後の順番になります。
キットには説明書類は入っていません。このホームページを見て製作して下さい。まだまだ説明不足な点も多くご不便、ご迷惑をおかけすると思い
ますが、疑問質問はメールでお願いいたします。できるだけ多くの人に安心して完成していただけるようメールでの質問は速やかにホームページで
製作説明に反映させていきますのでご協力お願い致します。
 
ご注意
アナログ電圧出力のエアフロシステムに対応します。
製作されたエアフロレスキットは自己責任でご使用下さいますようお願い致します。
ご使用によって発生した直接的、間接的トラブルに関してはいっさいの責任を負いかねますのでご了承ください。
価格、機能、使用部品、回路構成など、予告なく変更になる場合もありますし、販売中止になる場合もあります。
不明な点がある場合メールでお問い合わせ後にご購入願います。
ご購入されたエアフロレスキットの返品はご遠慮願います。(配送中の破損の場合は除く)
エアフロレスキットの改善希望やバグ報告など歓迎しますが、改善が行える保証はありません。(できるだけ改善しますが・・)
エアフロレスキットの改造は自由に行ってかまいません。アドバイスや情報提供は可能な限り致しますが、くれぐれも自己責任でお願い致します。
エアフロレスキットは車両に取り付けて使用する物です。車に関する知識が乏しい方は、信頼出来る人のアドバイスを受けてご使用願います。
バキュームセンサーはキットに付属していません。中古のバキュームセンサー等を探してセッティングして下さい。
多くの方にご満足いただけるよう努力していきますので、ご協力お願い致します。
 

 
早速ですが、現在のバージョンの基板パターン図と部品配置です。
基板パターンは部品取り付け面から見た透視図となっています。
プリント基板はガラスエポキシを使用していますので、部品面から基板パターンが透けて見えます、
基板パターンを確認して各パーツをハンダ付けしていって下さい。
エアフロレスキットの基板パターン、部品配置図
エアフロレスキットの件でメールを出していただい
たた方で、一週間以上返事が来ない場合がありましたら、ご面倒でもメールの再送をお願い致します。
製作
ホーム
調整
製作
ホーム
調整
使い方
使い方
ロムチューン1
ロムチューン1
ロムチューン2
ロムチューン2
←左写真はエアフロレスキットを購入された方
の使用例です。
エアフロレスキットは、電子パーツを組み立てキ
ットとした物で、インテークマニホールド、スロット
ル、ファンネル等のメカニカルパーツは含みません。
エアフロレスキット導入から4連スロットルまでの
過程が、オーナー様のホームページで見られま
すので画像をクリックして下さい。
エアフロレスや、多連スロットルについての解説
も載っています。